木力館ブログ

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よく頂く疑問、ご質問について

 夏休みもいよいよ残りあとわずか、朝晩は秋の気配もかすかに漂ってきましたが、皆様いかがお過ごしですか。まだ暫く暑さが続くようなので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

 まずは先日のブログでお伝えしました、「木力館 夏祭り」についての続報です。
 おかげさまで、皆様からのお問い合わせや予約をたくさん頂きました。この場を借りて感謝御礼申し上げます。
 残念ながら予約は締め切りましたが、今回ご予約・参加申し込みが出来なかった方は、また別の機会にこうした「親子で埼玉の木にふれる」場を設ける予定ですので、どうぞお楽しみにお待ち下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
 次の予定としましては、11月12~14日に開催予定の「コラボさいたま2010」(会場「さいたまスーパーアリーナ」)に木力館が出展し、さまざまな催しを行う予定です。もちろん、親子木工教室も予定しておりますので、ぜひどうぞ。
 さて、木力館は「埼玉県ものづくりスタンプラリー」に参加しており、連日多くのお客様にお越し頂いております。「スタンプラリーで(木力館の事を)初めて知った」と言う方も多く、木の事についてさまざまなお話しをさせて頂いております。もっと木に興味を持って欲しい私(おやじ)としては、こうした機会に木力館を訪れて頂くことは大変有り難いことです。

 そこで、お客様からよく「(木力館で使っている構造駆体の)木が割れているけど問題無いの?」と言う疑問・質問をいただきます。この詳しい説明は先日のブログにてお話しさせて頂きましたが、私(おやじ)は「自然乾燥や天然乾燥の(構造駆体用の)木については、割れは欠点ではない」と言う事を、サンプルをお見せしながら詳しくお話ししております。
 ここでまたお話しすると長くなりますので、詳細は先日のブログをご覧下さい。
 
 天然乾燥、自然乾燥の木は伐採され製材されてからも、ゆっくりと動き続けます。その動きが「干割れ」や反り、ねじれ等として現れるのですが、これら木のクセをうまく見抜いて「適材適所」に使うのが、技術を持った本当の大工さんです、と言う事もお話しさせて頂いております。

 手刻みによる加工風景。経験と技術がいかされています。

 また、木を加工する側ももちろんですが、木を使いたいと言う方も、きちんと正しい知識を持つ事が大事だ、と私(おやじ)は考えております。つまり、例えば、天然乾燥、自然乾燥の木を使うなら「ある程度動きが出る事は仕方ない事なので、その事は許容していただきたい」と言う事です。
 「1ミリでもゆがみや狂いが出るのは許せない」「木が割れるのは見た目が見苦しいから嫌い」と言う方には、合板や人工乾燥の木を選択したり、また極端な話、木以外の別の素材を使って頂いた方が良い事もあります。
 また、天然乾燥、自然乾燥の木でも木の動きを極力抑える方法も有ります。

 それらの知識を得た上で、自分に一番合う木は何か、探していただきたいと思います。「木」とひとくちに言っても、様々な種類、加工方法、乾燥方法があります。もちろん、それぞれに特徴があり、一長一短があります。単に漠然としたイメージに流されて適当に使ってしまうのは、使う人にとっても木にとっても、幸せな事ではありません。
 木力館では、実際のサンプルを五感で体感して、知る事が出来ます。ぜひお気軽にお越し頂き、木についての知識を深めて頂きたいと思います。

 埼玉県ものづくりスタンプラリーも大好評開催中、連日多くの皆様にお越し頂いております。ぜひ皆様もお気軽にご来場頂き、本物の木の良さを体感してください!

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