木力館のとりくみ

学校でのとりくみ

今年も開催! 開智小学校での「出張授業」と「見学」各種について

 令和3年5月、木力館はさいたま市岩槻区の開智小学校にお邪魔して、木力館館長 大槻忠男の「森林と環境のお話」を披露しました。

 開智小学校では、毎年4年生の生徒さんを対象に出張授業、またその後に木力館見学、体験教室、製材見学等を行っており、本年で通算13年目になります。

 本年も新型コロナウイルスの影響を考慮し、いわゆる「三密」を避ける対策を取った上で出張授業を行い、後日、生徒さん達に木力館にお越し頂き、製材見学や体験教室等を行いました。
 以下の画像は生徒さんのプライバシー保護の為、一部を加工しております。ご了承ください。

5月某日に開智小学校で行った出張授業の模様。
丸太製材見学。製材されたばかりの板材を触れる生徒さん達。
のこぎり体験の模様。当日は雨天の為、林場内に会場を設け行いました。

 一連の授業や各種体験は毎年開催しておりますが、生徒さん達の「知」への好奇心の強さ、学ぼうと言う意識の高さには驚かされます。

 さて、館長の私(材木屋のおやじ)はこれまでにも「教育」について考えることをお話ししてきましたが、本年も皆さんとのふれあいの中で痛感した事ががあります。それは、学校の授業だけにとどまらず、外に出て様々な体験をするべき、と言う事です。

 これは以前に何度も繰り返しお話ししている事ですが、普段の「学校の中」で行われる授業だけでは、体験出来る事はどうしても限度があります。そこで「学校の外」に出て、学校では出来ないことを見て聞いて体感・体験すべきと言う事です。そうする事により、学びの幅も広がり、生徒さん達もより大きく成長できるのでは、と考えております。

 特に、森林と木の大切さを学ぶには、本を読むだけにとどまらず、本物の木に触れて香りを嗅いで、ご自身の五感で木の魅力を「感じとる」事も大切です。今回の様に、学校に我々がお邪魔したり、またご来館頂いて皆さんに普段の授業では体験できない事を経験して頂き、木に少しでも興味を持って頂ければ、いわゆる「木育」の一環として生徒さんに少しでもプラスになれば、と考えております。

 本年(令和3年、2021年)は昨年から続く新型コロナウイルスの影響で、学校での通常の授業を行う上でも相当な影響があり、生徒さんはもちろん先生方にとっても大変な状況が続いていると聞いております。
 しかしあえてこの大変な時期に、感染防止対策を徹底した上で「出張授業」と「木力館見学」を行って頂いた開智小学校の先生方、また生徒さん達には感謝御礼申し上げます。

 木力館は今後も「木と自然環境」を知って学んで頂くべく、さまざまな活動を行っていきたいと考えております。興味をお持ちの学校教育機関の方は、木力館までご連絡ください。