残夏の候、皆様いかがお過ごしですか。
さて、今回は「木力館2019夏祭り」のレポートをお届けします。
木力館は夏休み、最後の日曜日（8月25日）に、「夏祭り」と題しまして、さまざまな催しを行いました。本年は木力館開館13周年！ 盛大に開催致しました。
簡単ながらレポートにまとめましたのでご覧下さい。夏祭り当日の雰囲気が少しでも伝われば幸いです。
夏祭り、親子木工教室会場の様子を1枚。
敷地内はシートで日よけ・雨除けを張り、大型扇風機も準備して暑さ対策としました。今夏は7月終盤から猛暑続きでしたが夏祭り当日はそれ程暑くない天候となり、多くのご家族にご来場頂きました。
桧（ひのき）の箸作り体験の様子を1枚。
専用のカンナでていねいに削って、自分だけのお箸作りです。お子さんから大人の方まで、多くの方に体験して頂きました。
埼玉県産材を使った、無垢の積み木遊びコーナーの様子です。
やさしい手触りと温もりで、小さいお子さん連れのご家族に毎年人気です。
木工体験でご助力頂いた、かすかべ・つねさん工房さん。
埼玉県産の桧（ひのき）を使った手型作り体験や、その他木工品販売等を行われました。本年も休む暇無く、対応して頂きました。
誠に有難う御座いました。この場をお借りして感謝御礼申し上げます。
本年も大人気の似顔絵コーナー。イラストレーターYashicoさんにご参加頂き、とても素敵な似顔絵を、人物からペットまで、たくさん描いて頂きました。木力館のイベントと言う事で、特別に加工した専用の杉一枚板に似顔絵を描いていただきました。
暑い中、誠に有難う御座いました。この場をお借りして感謝御礼申し上げます。
包丁研ぎコーナーの様子。
受付の裏では、大工さんや職人さんが丹精込めてお客様の包丁の刃を研いでいます。切れ味抜群に戻り、ご家庭での料理もより楽しくなるかと思います。
軽食コーナー（屋台）として、やきそばとフランク、かき氷、飲料各種等をご用意。画像は焼きそば調理中の様子です。屋台ならではの、専用の「分厚い鉄板」を用いて、美味しく焼きあげます。
軽食コーナーは本年も多くの方からご好評の声を頂きました。誠にありがとうございました。
会場奥、展示室コーナーの様子。夏祭りで開催したスタンプラリーの会場のひとつでもあります。加工したばかりの無垢の一枚板が整然と並び、その木の香りに驚き、価格（の安さ）で二度驚かれる方が多数おられました。
受付横に設置した木製品販売コーナーの様子。削りたてのまな板各種や、青森ヒバ精油など、夏祭り特別価格でお安く販売いたしました。
午後1時より開催した、新鮮野菜詰め放題の様子。大勢の方が野菜を袋にぎっしり詰めておりました。今年の夏は一部の野菜が値上がりしていると聞きます。少しでも皆様の一助になれば、そして晩のおかずに役立って頂ければ幸いです。
午後2時より、模擬上棟式ともちまきを行いました。
もちまきは安全確保の為、小屋組を中心にお子さんのゾーン（画像の奥側）と大人のゾーン（画像の手前側）を分けての開催です。実際にまいたのはお菓子等ですが、お子さんも大人の方も大興奮で楽しまれておりました。本年も大盛況の催しでした。
今回の夏祭りは
とのテーマで、埼玉県産材を使った親子木工教室をはじめ、埼玉県産材を使った無垢の積み木遊びコーナー、その他屋台各種、箸作り体験、もちまきなど、埼玉の木に触れて体験できる、ご家族皆様で楽しめる「夏祭り」を目指しました。この他、会場内スタンプラリーを行いました。
以前にもお話ししましたが、最近では、埼玉県産の木材（地域材、地元の木材）に触れる機会は、なかなか無いと思います。特に都市部では、木を使う機会はおろか、「森林」や大きな木々をじかに見る機会すらなかなか無いのではと感じます。
以前よりお話ししております通り、木力館館長の私（材木屋のおやじ）としては、「埼玉の木」「埼玉の森林環境」に関心を持って頂くためには、まずは皆様に埼玉の木に触れて、実際に使ってもらい、身近に感じてもらう事。それが「埼玉の木」に興味・関心を持つ第一歩になる、と考えております。
そして木工教室で「ものづくり」のよろこびと楽しみを感じ、家に持ち帰って夏休みの思い出にと、埼玉の木を使っての親子木工教室が、皆様のお役に立てば……、そしてご家族みなさんで、埼玉の木に興味・関心をもつきっかけになって頂ければ幸いでございます。
本年の夏祭りは、懸念されていた「猛暑」にはならず、幸いな事に熱中症になる方も居らず、木力館敷地内での開催イベントとして昨年以上の大盛況となりました。参加された皆様、またご協力頂いた関係各位にはこの場をお借りして厚く感謝御礼申し上げます。
木力館では、今後もこうしたイベントを行っていきますので、どうぞご期待ください。