木力館のとりくみ

イベントレポート

木力館夏祭り:国産木材の魅力を五感で深く体感

処暑の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

この季節の変わり目、自然の中で感じる微妙な空気の変化を感じつつ、新たな記事をお届けいたします。
どうぞ、最後までお付き合いください。

さて、令和5年8月20日、夏の熱気が街を包む中、一つの特別なイベントが木力館の運営元である株式会社大忠の協力の下、同敷地内で開催されました。
その名も、木力館夏祭り

この日、多くの家族連れや木材愛好者が集まり、敷地内は賑わいと笑顔で溢れていました。

この夏祭りのメインイベント『親子木工工作体験教室』は、午前と午後の2回に分けての開催となりました。
午前の部で10家族、午後の部で7家族の参加で、たくさんの子どもたちの輝く笑顔と、ご家族の真剣な眼差しに触れることができたことでしょう。
使用された木材は、埼玉県産を厳選。

この素材を活かして、背もたれ付きの椅子の製作に挑戦しました。

そして、弊社から提供された工作キットは、初心者の方でも手軽に、そして短時間で完成させることができるよう工夫されています。

そして、この夏祭りの魅力は、工作体験だけに留まりません。

物販コーナーでは、手作りの木製小物や、子どもたちが喜ぶ積み木セットなどの展示販売が行われました。
また、木力館内の見学も自由に行うことができ、多くのお客様が館内の展示を興味深く見学していました。

炎天下の中、熱中症対策として、訪れた方全員に冷たい飲み物が配布されました。
工作会場では、大きなシートでしっかりと日陰を確保し、四隅には大型の扇風機を設置。
お客様の安全を第一に考えた熱中症対策が徹底的に行われました。

この夏祭りは、単なるイベントとしての開催ではなく、木の博物館としての深い思いが込められています。

私たちは、国内産(県産材)の木材の価値を再認識し、その魅力を広めることを強く願っています。
そのために、この夏祭りでは国内産の木材を積極的に使用しました。
地産地消の精神を持って、国産木材の需要を高めることは、日本の森林資源を守るための大切なステップとなります。
さらに、森林環境問題への真摯な取り組みや、持続可能な開発目標(SDGs)の活動を通じて、地球環境の保護にも貢献していきたいと考えています。

また、木材の持つ独特の温もりや質感は、実際に触れてみないと理解することは難しいもの。
この夏祭りを通じて、参加者の皆様に無垢の木材の真の魅力を直接体感していただきたいと思っています。
木の温かさ、その質感、そして香り。
これらの素晴らしさを多くの人々に知ってもらうことで、木材との新しい関わり方や、木を愛する文化をさらに根付かせていきたいという願いを持っています。

私たちのこの思いと活動は、今後も続けていく所存です。
そして、多くの方々と共に、木材の持つ無限の可能性を探求していきたいと考えています。

今後も木力館は、地域とともに成長し、木材の魅力を伝えるさまざまなイベントや活動を展開していきます。
私たちは、木とともに、人々の心に残るような価値ある時間を提供し続けます。