木力館のとりくみ

団体へ向けてのとりくみ

子供たちに未来を繋ぐ – 森林環境への理解と地産地消の重要性を体感

向春の候、皆様におかれましてはますますご繁栄のこととお慶び申しげます。

初めに

今年の冬、令和5年12月から令和6年1月にかけて、私ども木力館では特別な体験教室を開催させて頂きました。
この教室における主役は、東武保育園の卒園を間近に控えられた児童の皆様でございます。
彼らの好奇心と探求心に火をつけるため、私どもが提供させて頂いたのはただの見学会や体験教室ではありませんでした。
それは、森林環境問題への理解を深め、地産地消の理念、そして何より、国産材の魅力を堪能するための場でございました。

私どもの日常生活は、森林が提供するさまざまな恵みによって支えられております。
しかしながら、その一方で、過剰な伐採や環境変化により、日本国内の森林は大きな脅威にさらされております。
このような状況の中、次世代を担う子供たちに、森林環境の大切さを理解して頂くことは、私どもが地球と共に持続可能な未来を築く上で必要不可欠なことでございます。
そのために、私どもは子供たちに直接森林の恵みに触れて頂き、自然とのつながりを体感して頂くことに致しました。

また、地産地消の理念を実感し、地元で育った木材の利用を通じて、地域資源の有効活用と環境保全の重要性を学んで頂くことを目指しました。
そして、その一環として行われたのが、この体験教室でございます。
子供たちが自分たちの手で木材を加工し、一つ一つの作品を生み出すことで、木材という素材の魅力を直に感じて頂きました。
この教室を通じて、子供たちは木材の温もりを感じ、その香りを嗅ぎ、その質感を手で確かめることができました。
そして、その一つ一つの体験が、彼らが森林環境を理解し、保護する意識を育てる糧となることを願っております。

木力館見学会(令和5年12月)

木力館の見学会は、ただ単に施設をご覧いただくだけではなく、五感を使った体験の場となっております。
今年の冬、3週にわたって3日間、東武保育園の児童の皆様には木力館の探索と、木製たまごプールでの遊びを楽しんで頂きました。

木力館の探索では、子供たちには無垢の木材に直接触れて頂き、その質感や香りを五感で体験して頂きました。
木材の温もりや、その香りには、自然からのメッセージが詰まっております。
これらの体験を通じて、子供たちは自然と人間とのつながりや、木材という素材の魅力を実感して頂きました。

また、木力館の玄関先に設置させて頂いた木製たまごプールでは、子供たちは木材の遊び心に触れ、自然素材の楽しさを体感して頂きました。
木の形状や質感を楽しみながら、自然と触れ合うことの喜びを感じて頂けることでしょう。

これらの体験は、森林環境問題への理解を深め、地産地消の重要性を体感し、国産材の魅力を知るための重要な一歩となりました。
子供たちが自分たちの手で木材に触れ、その温もりや香り、質感を直に感じることで、森林環境への理解と、自然資源の有効活用の重要性を学んで頂きました。

親子木工体験教室(令和6年1月)

新年を迎えた令和6年1月、木力館は親子で参加する木工体験教室を開催させて頂きました。
この教室では、埼玉県産のひのき材を使った小さな木箱作りが行われました。
地元埼玉県産のひのき材を使用することにより、地産地消の大切さを伝えるとともに、埼玉県の豊かな木材資源の魅力を直接体験して頂くことができました。

子供たちは親と一緒に、自分たちの手で埼玉県産のひのき材を加工し、ひとつひとつの形にしてまいりました。
そして、その過程で問題が生じた場合には、一緒に考え、解決してまいりました。
この体験を通じて、子供たちは問題解決能力だけでなく、協調性やコミュニケーション能力も育てることができました。

また、親子で一緒に作業を行うことで、親子の絆も深まりました。
共同作業を通じて、子供たちは親とのコミュニケーションを深め、親は子供の成長を間近で感じることが出来た事と思います。

この体験教室を通じて、子供たちは木材の温もりを感じ、その香りを嗅ぎ、その質感を手で確かめることが出来たと思います。
その一つ一つの体験が、彼らが森林環境を理解し、保護する意識を育てる糧となることを願っております。

 

一連のイベントの意義:館長の想い

この一連のイベントは、単に子供たちに楽しい時間を提供するだけでなく、深い学びの場であり、それぞれの体験が子供たちの成長に寄与するよう計画させて頂きました。

木力館館長が提唱する理念は、無垢の木材に直接触れることで、自然とのつながりを感じて頂くことです。
この理念は、自然の一部である木材に触れることで、自然界の大切さやその中で生活する我々人間の役割を理解する手助けとなります。

そして、国産材の良さ、その質の高さや環境に対する配慮などを理解して頂くことで、持続可能な社会を目指す一助となることを期待しております。
親子木工体験教室では、子供たちが自分たちの手で木材を加工し、一つ一つの作品を生み出すことで、木材という素材の魅力を直に感じて頂くことができました。
木の温もりや香り、質感など、五感を通じて木材の素晴らしさを体験して頂きました。

さらに、樹齢と森林環境の関係性、樹齢と香りの関係など、木の事をもっと深く理解する機会となりました。
木の成長には時間が必要であり、その時間を経て初めて得られる深い香りや質感は、自然の営みの素晴らしさを示しています。
特に、木の香りはその樹齢や種類により変わり、古い樹木ほど深みのある香りを放つことから、自然の時間と生命力を感じることができます。
これは、自然への敬意を表すとともに、自然と共生することの素晴らしさを伝えるものです。

このような学びを通じて、子供たちは森林の大切さを理解し、未来の森林環境を守るための行動を起こすことを期待しております。
それは、森林が持つ生態系の保全や二酸化炭素の吸収といった地球環境に対する重要な役割を理解し、森林保全に向けた思考や行動を促進することを意味します。

今後の木力館

木力館は、これからも子供たちに自然とのつながりを感じ、地球環境への理解を深める活動を続けていきます。
そして、これらの体験を通じて、子供たちに自然との調和を実感してもらい、持続可能な未来を築くための基盤を形成することを目指しています。

一連の体験教室は、子供たちにとって、自分たちの手で木材を加工し、作品を作る楽しさと達成感を味わうだけでなく、森林環境への理解と、自然資源の有効活用の重要性を学ぶ機会となりました。
これらの体験が、彼らが成長していく中で、自然との共生を考え、地球環境を守る行動を起こすきっかけとなることを願っています。

子供たちが未来の森林環境を守るためには、自然とのつながりを感じ、自然に対する理解と敬意を持つことが必要です。
そして、それは、私たち大人が子供たちに与える教育と体験から始まります。
木力館は、これからも子供たちに自然とのつながりを感じ、地球環境への理解を深める活動を続けていきます。

最後に、このような活動をサポートしてくださる皆様への感謝の気持ちを込めて、私たちはこれからも「子供たちに未来を繋ぐ」活動を続けていきます。