木力館ブログ

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元荒川末田須賀堰の水門が閉まりました

 4月もいよいよ中旬となりました。皆様いかがお過ごしですか?

 さて、木力館そば、末田須賀堰の水門が先日閉まり、元荒川の水位が上がっております。さながら一帯は水郷地帯の様になっております。本日写真におさめましたので、ご覧ください。

元荒川末田須賀堰の水門が閉まり、川の水位が一気に上がりました。
末田須賀堰の水門周辺。まるで湖のようです。

 昨年の記事でもご紹介しましたが、元荒川の末田須賀堰は江戸時代の頃から使われてきた長い歴史を持ちます。末田須賀堰でせき止められた元荒川の水はこれからの農繁期に周辺一帯の農業用水として使われます。

 江戸時代の頃は大きな竹籠に石を詰めたものを多数川に沈めて堰としたそうで、その後時代の変化によりさまざまな改修が行われ、現在の鉄筋コンクリート製の可動式の堰となった歴史が有ります。その現在の堰はコンピューター制御で天候や季節に応じて堰の水位を変化させます。脇には魚道も整備され環境にも配慮された構造になっているそうです。

 元荒川の水位が上がる春から夏の終わりにかけての時期は周辺の様子が水郷地帯を思わせる情緒豊かなものとなり、周辺は観光の名所、そして釣りの名所として、地元や周辺地域の方に愛されております。特に川べりにある武蔵第六天神社は境内の裏手まで川の水がやって来て、とても素敵な景観となります。まさに「岩槻の奥座敷」として楽しめる場所です。

 これからの時期、散策やハイキング等にはお勧めのスポットです。

 機会が有りましたら、ぜひ末田須賀堰の迫力ある構造を、そして周辺の遊歩道や元荒川桜堤などをご覧になってはいかがでしょうか。その折に木力館にもお越し頂ければ幸いです。

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