木力館の運営元大忠の製材加工部門『木研』が製材のご依頼をいただき、サペリの加工をしました。
加工の模様をお伝えいたします。
この一枚板はアフリカの「サペリ」と言う樹種で、家具材、内装材、または楽器などさまざまな用途に使われております。
これから加工していきます。
まず、虫食いがあり端が古くなってきているため、丸ノコでカットしていきます。
虫に食われている様子。
端が古くなっています。
丸ノコでカットしていきます。

端をある程度カットしたので、残りはノコギリでカットします。

カットの完了です。
続いて、カットした部分をグラインダーという研磨道具を使ってきれいに仕上げていきます。

写真右側はグラインダーできれいになりました。 まだグラインダーをかけていないところも全てきれいにしていきます。
全てきれいになりました。

続いて、表面を平らにしていきます。
ルーターという電動道具を使っていきます。
ルーターだけだときれいに平にならないので、大工さん自作のジグを使います。 順番に移動して平らにしていきます。
このジグがあるから短時間でできるようです。 これがなければ、定規でまっすぐになっているか確認したりと時間もかかりますし、クズの量もすごいようです。
大工さん自作のジグの全体の様子。

平らにする作業が完了しました。

平らになりました。
平らになりましたが、ザラザラしているのでベルトサンダーでなめらかに仕上げていきます。
100番・150番・180番・240番と順番にベルトサンダーで仕上げていきます。
100番をかけた後、木材のひび割れの進行を防ぐために蝶々のような形をした
「千切り(ちぎり)」と言われる木片を埋め込みます。
「千切り」と言う技法で、蝶々のような形をした小さな硬い木片を埋め込み、材の割れの進行を食い止めます。基本は手加工ですが、最近では機械による加工も増えております。
キリとノミを使って穴を掘りました。
木片を埋め込みます。
ぴったりに加工された千切りに接着剤を付けて、穴に叩き込み埋め込みました。
いよいよ完成に近づいてきました。
仕上げでベルトサンダーとエアーサンダーを使用してなめらかにしました。
表面はベルトサンダー、コバ面(側面)はエアーサンダーを使用しました。
最後に、自然塗料を塗って完成です。
自然塗料を塗っている様子。
加工の完成です。
サイズは【2600×730×65】です。
自然塗料を塗り雰囲気が変わりました。
1枚板左側に大小の丸い玉が散りばめられたような模様がありますが、これは「玉杢(たまもく)」といいます。
こちらは、美しいストライプ模様が現れていますが、リボン杢といいます。 照明や自然光が当たると、キラキラと美しく輝きます。
製材加工部『木研』では、製品製材加工販売はもちろん、持ち込みによる材の製材加工も可能な限りお受けいたしております。
お待ちしております。