木力館ブログ

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木の“旬”とは?

 以前、木力館を訪れたお客様から「木の“旬”と言うものは有るのか」と言うご質問を頂きました。少々漠然としていて答えが難しかったのですが、今回はその時話した事の中から「木を切る時」の旬についてお話ししようかと思います。

 一般的に、古来より木を切る“旬”は秋の彼岸明けから冬(一月位まで)にかけての時期と言われています。この時期は「切旬(きりしん)」と言われ、木材が乾燥しやすい気候に当たります。この時期に木を切り倒し、自然乾燥させたのちに製材する事により、丈夫で長持ちする材木が出来上がり、重宝されてきました。
 木を切り倒した後、枝をつけたまま山に数ヶ月おいて枝葉から水分を蒸発させ(これを「葉枯らし」と呼びます)、幹を軽くする事も行われます。この「葉枯らし」の効果としては、幹の重量がある程度軽くなる事や、水分が均一になるので反りや狂いが生じにくくなる事、木材の色艶が良くなる事などが経験的に知られており、木材の産地では江戸時代から行われていると聞きます。

 最近主流の集成材ではこう言うのんびりした製材方法はとりませんが、伝統と経験に裏打ちされた「切旬」と「葉枯らし」は、現在の住宅に充分通用する製材の方法です。あくまで自然に任せるので、化学的な添加物などは一切ありません。健康な住宅をつくる為のひとつの良い手段となるでしょう。

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