木力館ブログ

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夏休みもあとわずか

 相変わらず厳しい残暑が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。木力館のまわりの木々にはたくさんのセミがとまり、残り少なくなった夏を満喫しております。アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシなど、さながら毎日がセミ達の合唱コンクールとでも言ったところでしょうか。


 さて、今日は木力館脇の木にいたセミを数匹、写真に撮ってみました。特徴的な鳴き声から、アブラゼミとツクツクボウシではないかと思います。実際に捕まえる訳ではないのですが、鳴き声を頼りにセミの姿を探すのは幼少の頃以来の事で、童心に返った気がしました。

 聞くところによると、今年はセミの“当たり年”だそうです。周期的に4年に一度、西暦で言う奇数年の時に大発生するそうです。木力館周辺の地面にはセミの幼虫が開けたと思しき穴が多数あり、確かに去年よりもセミは多いと感じます。

 セミはところによっては害虫とされますが(木に取り付いて樹液を吸う、大発生してその鳴き声が騒音レベルになる……などなど)、やはりその鳴き声と特徴的な一生から、日本人にとっては特別な昆虫だと言えましょう。長年を土の中で過ごし、地上でその生を謳歌できるのはわずかといわれております。先ほどまで元気に鳴いていたのに突然ぱったりと生を終えるその姿から、一種の感動と無常観をあわせ持つものとされてきました。
 また夏の風物詩としても、夏の季語としてもセミは昔から親しまれてきました。セミの抜け殻は「空蝉」と呼ばれ、これまた昔の文学や記録にも残されています。古来より、身近にして特別な存在であった事は明らかです。

 なにより、セミは健全な木が生えていて、地面が土でないと成長し、現れる事は出来ません。セミが豊富と言うことは、身近な自然が豊かであるという事の、ひとつの証左ではないでしょうか。

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