木力館ブログ

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伝統工法による家づくりと大工さんについて

 春も盛り、日本各地では5月かと思わせる温かさが続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか。木力館周辺ではそろそろ桜も終わりで、新緑の季節と言ったところです。

 本日も、木力館には大勢のお客様にお越し頂いております。

 某市の「歩こう会」の皆様にご来場頂きました。私(おやじ)との話にも花が咲きました。

 さて、今回は木力館が推奨する現場の家づくりについて、少々お話しをしようかと思います。

 現在、木力館脇にある加工場では、大工さんの手刻みによる柱や梁の加工(刻み)が行われております。近日改めて木力館公式サイトの「現場レポート」でご報告できるかと思いますが、ブログでは一足早くその模様をお伝えします。

 桁の部分の刻み。使用する材木は国産の杉材です。勿論、大工さんの手刻みです。

 こちらは別の物件の部材の刻み。「磨き丸太」で有名な京都の北山杉を使用しております。丸太同士を組み合わせる為、高度な手刻み(加工)の技術が必要となります。

 現在行っている材木の加工は、一本一本大工さんの手刻みで行われます。
 現在はこうした光景はかなり珍しくなりました。昔は、家を建てる現場の軒先で大工さんがのんびりと刻みなどしていたものです。そこでじかに大工さんの技術を見て「家が出来ていく」工程をじっくり見て実感できたものです。ところが、現代では工期の早さが求められるほか、建てる現場でカンナ屑などの「ゴミ」を出せない、また加工する場所が無いなどの理由で、そういった懐かしい光景は殆ど無くなりつつあります。

 もちろん、現代では施主さんの負担を考えれば仕方の無い事ですし、時代の流れと言えばそれまでなのですが、せめて昔から続く伝統的な技法、工法は継承し、後世に残し伝えていきたいと考えております。
 よく木力館に来場されるお客様は「手刻みが出来る大工さんなんてもう居ないでしょう」と仰りますが、そんな事はありません。まだまだ、手刻みが出来、技術を持った大工さんはたくさんいます。ただ、その技術を使ってくれる現場が無いのです。そしてその技術を間近で見る機会が無くなりました。ですから「昔ながらの大工さんは居なくなった」と錯覚してしまうのです。

 木力館では、家づくりに関して様々な相談を受け付けております。また推奨する現場等の見学や案内なども常時受け付けておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談下さい。お待ちしております。

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