木力館ブログ

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「木は伐採された後も“いきている”」と言う意味について

 早いもので、1月ももう下旬ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。インフルエンザなどが流行しておりますので、くれぐれもお気を付け下さい。日頃の予防と体調管理、万一のかかってしまった時の早めの処置が肝要です。

 さて、今回は木の家の良さについて、少々お話ししましょう。内容は少々、以前の繰り返しになってしまいますがご笑覧下さい。

 木の家が人々に好まれる理由、それはやはり「木」と言うものの良さ、例えば温かさや素材的なやさしさ、などを挙げる方が多いと思います。
 自然乾燥の木で建てた木造の家というのは、それ自体が「呼吸している」と、私(おやじ)は表現しております。勿論人間の様に「呼吸している」訳ではないですし、木として枝葉を生やし生きている訳でもありません。伐採された時点で「木」としての生命は終えているので、当然のことです。
 しかし、「木材」としては、(自然乾燥の)木は、「いきている」と我々材木屋や大工さんなど木に携わる職人さん達は言います。それは、経年変化や環境の変化により、木が動いたり、湿気を吸ったり吐いたりする事が経験的に、そして(一部)科学的に分かっているからです。それゆえに「木は伐採された後もいきている」と表現するのです。

 木力館の構造駆体。

 例えば、家の中の湿気を吸ったり吐いたりする作用……先程私(おやじ)が言った「呼吸している」と言う事は、「木の調湿作用」として知られている事です。家の中の空気が乾燥していれば木の中の湿気を吐き出し、逆に家の中の空気が湿っていれば湿気を吸うのです。これは木の性質によるものです。
 空気が乾燥した時、自然乾燥の木は、表面の割れ(干割れ)が大きくなります。木の細胞に貯め込んだ水分を外に出す為、細胞が収縮して、表面に干割れが起こるのです。もっとも内装材など、割れてはいけない部分の木材が割れるのは問題ですが、構造駆体、いわゆる柱や梁などの部材については、(自然乾燥材の)干割れは、強度的・構造的には問題ありません。干割れを美的感覚から「嫌だ」と言う方はいらっしゃるかも知れませんが(笑)。

 こうした木の調湿作用は、家電製品の加湿器や除湿器程、瞬間的・そして強力なものではありませんが、木の調湿作用は緩やかに、そしておだやかに効いています。これこそが、人にやさしい、と言われるゆえんです。

 自然の力を借りて、健やかに暮らす。これは人にも木にも優しい、すてきな暮らし方だと思いませんか?
 木力館は今年も多くのイベントを精力的に開催していきますので、ご期待下さい。また平時も毎日開館、皆様のお越しをお待ちしております。ぜひお気軽にお越し頂き、本物の木の良さを体感して下さい。お待ちしております。

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